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カラーコーディネートはスーツの着こなしを左右します。色にはそれぞれ意味があり、どんな色のスーツ・シャツ・ネクタイを身につけるかによって、相手に与える印象はずいぶんと変わってくるものです。
それぞれの”色”のイメージや似合う色を知って着こなしの変化を楽しみながら上手に自分をアピールしましょう。
カラーコーディネートの基本
服をコーディネートする際の悩みの一つとして、カラーコーディネートがあげられます。不思議なもので顔に近い部分にどのような色の服を持ってくるかで、顔色の見え方やその人の第一印象はがらりと変わってしまいます。例えば似合う色(顔映りの良い色)は血色が良く健康的に見えますが、似合わない色(顔映りの悪い色)は顔が青白く不健康に見えてしまうのです。
このように、同じ人なのに合わせる色によってその人の状態や場合によっては性格まで異なって見えてしまうのはなぜでしょうか。
それは、私達が目から取り入れた「色」の情報によって相手の第一印象を決定し、どのようにコミュニケーションするか判断しているからです。したがって、顔に近いシャツやネクタイの色選びをコントロールするだけで、相手に与えるイメージを簡単に変えることができます。
では実際にどのように配色したらよいのでしょうか?スーツスタイルの場合には、ワイシャツ+ネクタイの全体のバランスを見て判断するのがベストです。のちほど詳しくご説明しますが、カラーコーディネートには「同系色で合わせる方法」と「反対色(補色ともいいます)で合わせる方法」があります。同系色で合わせるのは比較的簡単なコーディネートですので初心者の方におすすめです。
上級者の方なら反対色(補色)のコーディネートにチャレンジしてみましょう。どんな立派なオーダースーツやオーダーシャツを着ていても、カラーコーディネートがイマイチでは台無しになってしまいますから、しっかりと基本をおさえたコーディネートを心がけましょう。しかし、せっかく豊富な色のシャツやネクタイを持っているのに、無難に見せるために結果として地味な配色にしてしまうといのはもったいないですよ。
色の基礎知識〜同系色、補色とは?〜
■色相環
色は色相・彩度・明度の三つに分類され、色相は赤・青・黄の三原色を中心に様々な色に展開されます。基本的な12色の色相を体系化して、図のように環状に並べたものを「色相環」と呼びます。 同系色・反対色・濃淡・明暗という考え方は全てこの色相環がベースになっています。
■同系色(類似色)
12色相環でお互いが 隣または近くにある色を同系色(類似色)と呼びます。似た色同士なので、穏やかで柔らかい印象を与えます。初心者向きの間違いのないカラーコーディネイト方法です。具体的にはライトブルーシャツ+ネイビーネクタイや、アイボリーシャツ+ブラウンネクタイ等、落ち着いたコーディネートが楽しめます。
■反対色(補色)
12色相環で反対側に位置する色同士の組み合わせのことを反対色(補色)と呼びます。補色は色相差が最も大きいので、お互いの色を目立たせる効果があります。お互いを引き立てあうシャープで派手なイメージを与えたい時におすすめのカラーコーディネートです。
具体的にはアイボリーシャツ+ブルーネクタイや、ブルーシャツ+イエローネクタイ等、快活でインパクトのある明るいコーディネートが楽しめます。
色がもたらすイメージ
色にはそれぞれ意味とパワーがあり、着ている服の色のイメージは、相手の心理に大きく働きかけます。以下の色が与えるイメージ表を参考に、自分はどういう印象を相手に与えたいかという目線から、カラーコーディネートしてみてください。「自分が好きな色だから」という選び方ももちろん大事ですが、特にビジネスの場ではスーツ、シャツ、ネクタイの色によって相手に与える心理的効果を大いに活用すべきです。
色が持つイメージを効果的に使って「なりたい自分」をうまく演出しましょう。
| 色が持つイメージ | 相手に与える印象 | スーツコーディネートのポイント | |
|---|---|---|---|
| 赤 | 情熱的な、自信に満ちた、エネルギッシュな | 華やかでパワフル | 小物のポイント色として使うと効果的 |
| ピンク | 優しい、幸福感のある、女性的な | ロマンチックで優しい | ダーク系・ベージュ・ブラウンと相性抜群 |
| オレンジ | 楽しい、親しみのある、気さくな | 明るく楽しい | カジュアル系のコーディネートにマッチ |
| 黄色 | 元気な、快活な、若々しい、社交的な | 元気で社交的 | ネクタイのポイント色として効果的 |
| 緑 | 自然の調和のとれた、友好的な、のんびりした | バランスのとれた安心感 | モスグリーンやオリーブグリーンが合う |
| 青 | 冷静な、爽やかな、信頼感のある | 知的でクール | ビジネスシーンには欠かせない色 |
| 紫 | 高貴な、優雅な、気品のある | 高貴で神秘的 | エレガンスで落ち着いた大人の雰囲気 |
| 白 | 清潔感のある、純粋な、几帳面な | 清潔感があり爽やか | どんなスーツにも合うシャツの定番色 |
| 黒 | 毅然とした、重厚な、ホンモノ志向の | 都会的で品格がある | 高級感を感じさせるスーツの定番 |
| グレー | 洗練された、シックな、渋い | 静かで控え目 | 協調性が高くビジネスシーン向きの色 |
| 茶色 | ぬくもりのある、円熟した、安心感 | 落ち着いて堅実 | 円熟した大人のスーツスタイル |
| ベージュ | やすらぎのある、落ち着いた、おだやかな | 上品で穏やか | 上品な雰囲気を出したい時に最適 |
メンズスーツのカラーコーディネート
スーツにおけるカラーコーディネートは大きく4つに分けることができます。これらの組み合わせは多くの人に受け入れられやすい傾向があるので、色選びに迷ったらこの基本形を中心にコーディネートしていきましょう。メンズファッションの定番色となり、それぞれの色は四季のイメージに当てはまるため、各季節に合わせて着るとさらに効果的です。
ネイビー・ブルー系スーツ
ブルー系いってもネイビーからライトブルーまでその濃淡や明暗は様々です。ネイビーやブルー系のスーツは相手に知性的で信頼感のあるイメージを与えるため、ビジネスに向きのコーディネートと言えます。
また、涼しげで清潔感があることから「夏のイメージ」が強い色です。
同系色なら濃淡は、スーツが最も濃い色→次にネクタイ→シャツ
という順番で組み合わせるとしっくりきます。
濃淡ブルーと+白シャツというコーディネートも爽快感があります。
◆おすすめコーディネート
ネイビーのスーツ+アリスブルーのシャツ+ブルーのネクタイ
黒・グレー系スーツ
無彩色のため基本的には全ての色がマッチします。どの色も相性が良く、同系色・反対色で組み合わせても問題ありません。しかし、モノトーンだけに白いシャツやダーク系ネクタイなど、ありきたりのパターンでは地味な印象を与えてしまいがちなので、シャツやネクタイに指し色を加え着こなしに変化をつけていきましょう。
オールシーズンに対応できる色ですが「冬のイメージ」が強い色です。
◆おすすめコーディネート
グレーorブラックのスーツ+ピンクorベージュ系のシャツ+ワインレッドのネクタイ
ベージュ系スーツ
ベージュは相手にソフトで上品な印象を与えます。反対色のダークグリーン系のネクタイと合わせるとコーディネートに落ち着きが増します。フットワークの軽さや明るさを演出できる色です。
やさしくふんわりした色彩から「春のイメージ」が強くなります。
◆おすすめコーディネート
ベージュのスーツ+クリーム系のシャツ+グリーン系のネクタイ
ブラウン系 スーツ
ブラウンは相手に円熟した印象を与えます。深みのあるブラウン系の濃淡は落ち着きと風格を感じさせます。同系色でコーディネートをまとめ、大人の渋さ・エレガントさを演出しましょう。
オリーブグリーンのネクタイを合わせたソフトなコーディネイトがしっくりきます。ぬくもりを感じさせることから「秋のイメージ」が強い色です。



















