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オーダーの基本

「シルエット」で選ぶ

スーツをオーダーするうえで重要なポイントはいくつかありますが、そのひとつに「シルエット」があるかと思います。スーツは公の場で着る事が多いので、相手からどのような印象に見えるかということがとても大切になってきます。シルエットを重要と考えるうえでは、デザインの設計図ともいえる型紙も重要ということになります。型紙が自分の身体に合っていないと、それを基に作られたスーツも「不自然で着心地の悪いスーツ」ということになってしまい、それではいったい何のためにオーダースーツを作ったのか分からなくなってしまいますね。
ちなみに、オーダースーツには「フルオーダー」「パターンオーダー」「イージーオーダー」の3種類があります。フルオーダーは、採寸してイチから型紙を起こすので身体にフィットしないということは少ないと思います。問題はパターンオーダーとイージーオーダーです。あらかじめデザイナーが用意している型紙からの仕立てになりますので、慎重に選ぶようにしましょう。

「生地」で選ぶ

フルオーダーの代表的な型紙には、イタリアンクラシックモデル、ブリティッシュモデル、トラッドモデル、スタンダードモデルなどがあります。イタリアンクラシックモデルはスタイリッシュな
印象、ブリティッシュモデルは伝統的で上品なスタイル、トラッドモデルは少しカジュアル、スタンダードモデルはトレンドに左右されない人気モデルです。貴方のお好みや、仕事で着用するなら業種や職種も考慮に入れて決めるといいかと思います。
生地の色は基本的に紺やグレーで、シンプルなものが使いやすいとされています。プライベートで着用するなら、お好みでオプションにこだわってみるのもいいですね。スーツはオーソドックスなものを選び、ネクタイやシャツのコーディネートで楽しむというのが正解かと思います。スーツをあまりに派手にしてしまうと、下品な印象になってしまう可能性が高いのでオススメできません。
初めてオーダースーツを作る際は、分からないことばかりだと思いますので、疑問に感じた事はすぐにアドバイザーに相談して意見を求めることをお勧めします。「生地」も、前項目でご紹介した「シルエット」も、スーツを仕立てる上で大変重要なポイントです。くれぐれも素人判断はしないよう、注意が必要です。

フルオーダーの基本

オーダーメイドでスーツを仕立てる際の具体的な流れ、特にフルオーダーについてお伝えします。
フルオーダーとは型紙から全てを作り上げることで、個人個人の体形に合った服を作ることができます。簡単に、注文の手順をご紹介します。テーラーによっては異なる場合がありますので、基本的な流れとして参考にしていただければと思います。

1)アドバイザーへ、要望を伝える
まず、貴方の要望を伝えます。それをもとに、アドバイザーが色々と細かい質問をしてきます。質問とは、例えばそのスーツを着る際のシチュエーションや貴方の好みなどです。シチュエーションは、仮にビジネスで着用するのであれば、仕事はデスクワーク中心なのか、立ち仕事なのかということも聞かれるでしょう。アドバイザーはこういった、貴方の要望やヒアリング内容をもとにして、着る目的や回数によりイメージを膨らませ大体のデザインを決定するのです。普段の仕事で着用するスーツは、多少着心地が固くても太めの生地を使った丈夫なものが良いと言えるでしょう。高級な生地はそれなりに気を遣わなくてはいけない場合もあるので、アドバイザーはそういったことも考慮して生地の提案をします。

2)生地やブランドを選ぶ
「色」や「柄」、「肌触り」や「光沢感」などをもとに、サンプル生地などを確認しながら貴方にとって最適なものを選んでいきます。もちろん、選択に困ったり迷ったりした場合はアドバイザーに相談してみましょう。生地やブランドによって、生地の性能や価格などが異なりますので、その点にも注意してアドバイスを求めましょう。 生地は紺やグレーが基本で、ネクタイやシャツとのコーディネートによって全体の印象を変えていけるものが重宝します。スーツをあまり派手な色や柄にしてしまうと、下品な印象になってしまうので注意しましょう。

3)採寸
この「採寸」過程が、オーダースーツを仕立てる上で最も重要な項目となります。オーダースーツ最大の魅力である「フィット感」が、この採寸の性格性に大きく左右されます。また、採寸してくれるフィッターの器量も影響してくるので、信頼のおけるフィッターを探すということも重要です。
また、採寸の際はあまりディテールにこだわらないほうがいいと言えます。肩周りやウエストの絞りといった、スーツの着心地やシルエットに重点を置いて注文やアドバイスを求めてみましょう。

4)型紙制作
ここからは、テーラー側に作業となります。採寸した情報をもとに、貴方の体型にジャストフィットするスーツの設計図ともいえる型紙が作られます。この型紙制作は、フルオーダーのみに存在する工程であり、イージーオーダーやパターンオーダーには存在しません。貴方のためだけのスーツを作る上で必要となる工程なのです。

5)生地の裁断
型紙に合わせて、貴方が選んだ生地をパーツごとに裁断します。
やり直しが一切許されないこの工程は、特に集中力が求められ細心の注意が払われます。
職人の、腕の見せ所といったところでしょうか。

6)完成、納品
約3週間後、いよいよスーツが完成します。フィッティングをして、着心地をチェックしましょう。既製品とは全く異なるフィット感に、感動を覚えることでしょう。気持ちが引き締まり、自信とやる気が湧いてくるはずです。


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